2022年11月5日土曜日

SENNHEISER E945 を買った

 


すでにE935は愛用している。
ずっと使ってきていて、超高音部になるとけっこうハウリングするので、
超高音部に強いマイクが必要かな…と思って探してみた。
hiF以上でも地声並みに強い音で歌える人間だけど(志方あきこさんとか普通に歌う)、
そんな音をカラオケボックスのマイクで出すと、超音波みたいになる。
ずっとそれが悩みの一つだった。
(高音がキンキンしがちな人には共通の悩みだろう)

調べたところ、高音に強いマイクってのは、コンデンサマイクらしくて、
ダイナミックマイクで探すのは大変なようだ。
もちろんあるにはあるけど、プロ御用達みたいな超高額品だ。

万が一買ったとしても、カラオケボックスの環境じゃ、あまりにも宝の持ち腐れすぎる。
そもそも持ち込みマイクに対応できるような、設定になってないし。
やたらマイクのボリューム上がりまくってたりね。

なので、今持ってるマイクと同じようなレベルのヤツで、
高音の抜けがいいヤツってことで探したら、型番違いのE945が該当した。
E935とE945の違いは、大まかには指向性。
E945はスーパーカーディオイドなので、音を拾う範囲がとても狭い。
E935はカーディオイドなので、スーパーがつくヤツよりは広い。
といっても、使った感じそんなに違いは感じなかった。

そもそもE935自体、そんなに広い範囲の音は拾わない。
ちゃんとマイクの芯に当てないと、いい歌声にならないし
(どのマイクもそうじゃないかな?)。
マイクの使い方に慣れてる人なら、E945でも難しくないと思われる。

実際に使ってみた感想は、E935より全体的にシュッとした感じの音になる…気がした。
その分、超高音はかなりきれいに伸びる。
(E935でハウッた超高音も、綺麗に抜けてった)
E935が男性向き、E945が女性向きと言われるのは、そこら辺かな。
ワイルドなロック系や低音が多い曲には、多分E935の方が迫力が出る気がする。
静かな曲や、きれいな高音を聞かせるような曲には、E945の方がいいかもしれない。

あとは…E945は、E935に使うのとは違う、歌唱テクがいるようだ…。
E935は、感情に任せたような力押しな歌い方でも迫力が出るけど、
E945でそれやっても、E935並みの迫力は出ない(マイルドな感じに聞こえる)。

いつものようにボックスに行って、1日E945を使ってみたけど、
E935と同じように歌うと、点数が2~3点下がってしまった…。
1日かけてE945の特性を掴んだラストあたりは、
やっといつもの得点+アルファも出るようになった。

う~ん…これからは、マイク2本差しで使い分けするべきか…。
(マイクにスイッチないから、きっとハウリまくるな…)
もしくは歌によって、マイクをジャックに差し直すべきか…。

多分、めんどくさくなって、適当に気分で使い分けるんだろうけど。

これで、超高音のハウリ問題も解消されたことだし、
しばらくはマイク沼の誘惑に乗らなくても済みそうだ。

というか、マイクの高音問題が解消したので、マイクがとても重い問題をどうにか
解消しないといけない気がする…。
右腕だけでは長時間は持てなくて、左腕でも持てるようにトレーニングしたけど、
両腕で交互に持ち替えしても、やっぱり肩や肘や手首が痛い…。
マイクスタンドは、置く場所の確保や持ち歩きが大変なので、
ハーモニカホルダーみたいな、マイクホルダーが欲しい。
ちょっと調べてみたけど、司会とかする人用のヤツはあるけど、
さすがに歌う用のはなさそうだ。

やっぱり大人しくマイクスタンドを買うべきか…。
というか、買うべきなんだろうな。
このままだと、マジでマイク持てなくなりそうだし。


※追記

更に数日、数回E945を使ってみた。
hiFとかの超高音がまったくハウらずに、まっすぐに伸びて聞こえるのは、
すごくいいと思うんだけど、その分全体的に音のボリュームが落ちて
平たい感じに聞こえてしまうのがどうも気になる…。
E935を使ってた時とは、まるで別物の歌みたいに聞こえる。

何と言うか…エモーショナルなバラードが、テクニカルなポップになる、みたいな?

どうも私が常用できるマイクではなかったようだ。
使うとすれば、ソプラノ歌手サラ・ブライトマンのアメージンググレースとかの、
スーパー高音曲とかかな。
志方あきこさんとかもイケるか。
E935では高音部でハウりが起こるような曲向き?
まぁ、もともとそういう高音曲向けのマイクを探してたので、
目的はきっちり果たしてるとはいえるけど、
でもやっぱり、E935以上のお気に入りになるマイクかも?という期待は、
持ってしまってたので、ちょっとだけ寂しい気持ちもある。

結局E945を使ってみて分かったことは、
自分の歌い方はエモーショナルな歌い方だということだ(つまりE935向き)。
カラオケの採点では、ビブラートだのリズムだののテクニカルな面ばかり褒められるけど、
本当は歌う時に込める感情が、そのままダイレクトに伝わるようなマイクでないと、
声の魅力が60%くらい死んでる気がする…。

最近新たに知った自分の声の魅力は、『泣き』『悲痛な叫び』ができるということだ。
つまり、苦しいor悲しいのような、ドラマチックなバラードで一番美しく聞こえる。
それはつまり、低音だろうが高音だろうが、
こちらが歌ったようにナチュラルに出力してくれないマイクだと、歌自体台無しだ。

WEB上で、他の人が色んなマイクを使って同じフレーズを歌ってるのを試聴したり、
じっくりと説明を読みまくったりしたけど、
自分の歌い方や声質と合うかどうかは、色んなジャンルの歌を5~6曲程度、
実際に歌ってみないとやっぱり分からないってことだろうな。

そんなワケで、新たなお気に入りマイクを探す旅はもう少しだけ続くと思われる。


2022年11月2日水曜日

DAMともヴォーカル 10月分 272曲

 


前回は259曲だったので、13曲増えた。
今回は絶対減ってると思ったのに、まだ増えるんだな…。
そろそろマジでアップする曲の選別をしないといけないようだ。
(ヴォーカル獲れそうにない曲は引っ込めるか動画にする)


このところ、新しいマイクを2本増やして、
歌や歌い方によって、マイクを変えることもできるようになった。
ただ、まだどの歌にどのマイクが合うのかをあまり把握してないので、
これからそれを把握していかないといけないけど。

私の声質は、地声と裏声、さらに歌い方でまったく違う。
通常の裏声は、クリアで透明感と伸びのある声だ。
でも曲によって、透明感を無くして、丸みと伸びのある声にもなる。
地声もそうだ。
通常は、クリアで伸びのある発声だけど、
曲によっては、ハスキー成分を混ぜて渋くすることもできる。

今まではE935のみで、色んなジャンルの歌を歌ってきた。
でも自分の歌を録音したものを聴いてみたら、やっぱり声質と合わない曲ってのもある。
E935と私の声が合体すると、すごくクリアで透明感が出てしまう。
透明感が必要な曲なら無敵と言えるくらい合うけど、
迫力が必要な曲だと、場違いなくらい合わない…。

でも今度からは、マイクの力で足りない迫力も補えるというワケだ。
(beyerdynamic TG V70は迫力が足りない人にマジでおススメ☆)
せっかくいい歌で、しかもちゃんと歌えるのに、自分の声質と合わないだけで
諦めないといけないのも、何か寂しいしね。

歌は採点の点数が高いのも大事と言えば大事だけど、
(音程とかリズムとか節回しが合ってるかどうかの判定として)
最近は、自分の歌唱を聴いて違和感を感じないかどうかも大事だと思うようになった。
自分が違和感を感じるのなら、他の人が聴けばもっと感じるだろうし。

単に音程やリズムが外れてるのなら、合わせる努力をすれば済む。
でも声質が合わないとかは、どうしようもないので、
曲の解釈を変えてみたり(男視点➡女視点みたいな)、
得意のアコースティックバージョンの方を選んでみたり、
同じ曲をカバーしてる他のアーティストのヤツにしたり、
できるだけ違和感を無くすような歌い方をするようにしてる。
そうすると、採点の点数が同じだったり、少し下がったとしても、
違和感があった時とはまったく違ってしっくりくるし、落ち着いて聞ける。

ただし、それが通用しない曲も世の中にはあるワケだ。
ザ・迫力、みたいな曲とか。
一番簡単なのは、“その曲は歌わない”という選択肢だけど、
得意な曲ばっかり歌ってても、自分の中の歌の引き出しが広がらない。
だから苦手な曲とか、合わない歌とかにも挑む。
今までは、自分に合わない曲は事前に分かってる状態だったので、
そういう自分の歌唱を聴くのは全然楽しくなかったけど、
お助けマイクがあれば、少しは楽しく聴ける。

もしも合わない曲というのがなくなったとしたら、
さらに広い範囲のジャンルの曲がレパートリーに加わるってことだしね。
いつか、そういう曲も得意曲になったり…したらいいなぁ。


しかし…マイクって意外に売ってる店が少ない…。
shure 58みたいな定番マイクなら、家電量販店にも普通に売ってたりするけど、
先日買ったV70とか、実店舗にはほぼ置いてなくてネットで探して買ったし、
今欲しいなと思ってるMD435とか、そもそも実物置いてる店が存在しない。

アーティスト専門の店なら実機も置いてあるようだけど、
ただのマニアなので、さすがにそんなトコに行く勇気ないし。

というか、プロ以外でマイクに拘ってしまうようなマニア層は、
まだまだ少ないってことなんだろうな。
家電量販店のPC売り場とか、ゲーミングPC専門コーナーとか、
配信環境がどうのこうのとかのコーナーもできたりしてる。
でもマイク売り場は、奥の方の少しのスペースしかない。
ネット通販とかのサイト見ても、マイクのレビュー自体がとても少ないしね。

そのマイクを試したかったら、実際に買って使ってみるしか方法がないという、
マニアックな趣味の部類だから、沼になりやすいのかもしれないな。

というか、沼でいいや(*´∀`*)