2021年10月28日木曜日

音域を動かせない曲


個人的な話だけど、私は地声は2オクターブ、
裏声の方は2.5オクターブくらい出る。
(トータルで3.3オクターブほど)
なので、世にある曲は上か下にずらせば、自分の本来の音域でなくても歌うことができる。
ほとんどの曲は1.5オクターブ以内で作ってあるからだ。

まぁ、最近は普通の人では歌えないような3オクターブ近い音域で
作ってある曲もあるけど。
そういう曲は最初からカラオケで歌ってもらおうとかしてない、
そのバンドのイメージ曲というか才能を見せるための曲、みたいな感じ?

そういう特殊な曲以外で、たまに上下のどちらにもずらせない曲というのがある。
下の音域がmid1B以下、上がhiAというヤツ(ファルセットありでhiF)。
こういうフルで2オクターブ使ってるような曲は、
ずらしたとしても上下2音が限度だ。
その曲の1つが『BLIZZARD』。ましろの曲というアニメのOP。
三味線の音と立て(合いの手)が入った、実にカッコイイ曲だ。
この曲は一般女性には低すぎ、一般男性には高すぎる音域の曲。
原曲キーで歌えるとしたら、高い裏声の出る男性だろう。
(低音は訓練してもなかなか広がらないので)

でもこの曲、音域以外にも節回しが難しすぎて、いまだに上手く歌えない。
音がものすごく細かく上下に動きまくるので、旋律を追うだけで精いっぱいの状態だ。
上手くは歌えないけど、この曲の低音部分がカッコよくて好きなんだよな~。

難しい曲と言えば、もう一つ『lemon』という曲がある。
youtubeで7億回再生された、化け物級に有名なあの曲だ(mid1B~hiB)。
この曲もどっちにもずらせない曲なのに、地声の上がhiBあるので、
私は無理やり♭2しないと歌えない。
地声で2オクターブと少し出せる人間にとってもかなりギリギリの音域の歌だ。
それ以前に節回しが実に難しい。
50回以上聞き込んで何度も歌ったというのに、いまだにスムーズに歌えない。
なんで最近の曲ってのはこうも節回しが凝りまくりなんだろう…。

すでに色んな曲があって、作曲に関する決まりが色々あるから、
これ以上斬新な感じの音楽はあまり作りようがないし、
今までにないことをしようと思ったら、音域を広げるしかないのかな…とも思う。

っつ~かそのうち、歌うのは人間じゃなくなっちゃうのかな。
ボカロなら何オクターブあろうが関係ないしね。
今のところボカロの歌には感動とかできないけど、この先Aiとかが発達してったら、
そういう可能性もあるよね…。
まだあまり想像したくもないけど。

で、先日もカラオケ行って、DAMのAiで遊んで来た。
まぁ…何というか、曲によってはかなり理不尽だったりするよね、アレ。
素直にストレートに歌う曲に、なぜしゃくりだのフォールだのこぶしだの、
ビブラートだののテクニックが必要なのか。

天然ビブラート入りまくりの演歌声の人がそういう曲を歌ったら、
人間の耳で聴けば二度と聞きたくない歌になるけど、
カラオケマシン的には高得点なんだよな。

『竈門炭治郎のうた』とかね。
あれは透明感と素直な声の伸びが大事な歌であって、テクでどうにかする曲じゃない。
そういう、原曲がどうかってのを無視した採点方法ってどうよ? と思うワケだ。

音程とかリズムとかものすごく緻密に原曲準拠的なことしといて、
なんで歌にとって重要な、雰囲気をぶっ壊すようなことをするのか。

まぁ今回は、採点メインというか、DAMとも★ヴォーカルへの応募がメインだったので
採点の方はオマケだったけどね。
標準キーでないと応募できないので、歌うのがかなりきつかった。

なぜなら、私が得意なhiF近い曲は軒並み♭2されてて、
これまた私が得意なmid1Bとかの低い曲は#2されてたからだ。
なんで原曲準拠じゃないんだ…。

そりゃずらしたって歌えるよ。音程的には全く問題ない。
いつも散々ずらして歌ってるからね。
でも声域的にちょっときついんだよ。
裏声オンリーで歌う曲はhiF付近なら一番綺麗に声が映えるんだけど、
そこの映えポイントを削減されて、出し辛い裏声の低音部分が増えるワケで。
でもって低い曲の音域上げられたら、地声と裏声を混ぜて歌うハメになる。

地声と裏声の切り替えって難しいんだよ。
地声から裏声の切り替え地点付近で、地声の太い響きを若干軽めにしつつ、
裏声に近い地声に切り替え、そしてやっと裏声(ヘッドボイス)に移行する。
世の中にはミックスボイスとか色々あるようだけど、
私はその手のテクニックはよく分からないので、
不自然に聞こえないような地点を探して切り替える方法しか分からない。
裏声から地声への切り替えはスムーズにいくんだけどね。

もう、標準キーとかいう謎のキー設定はマジで辞めて欲しいわ。
みんな原曲キーで聴いて覚えてるだろうし、歌う時も原曲キーで歌う人の方が多いと思う。
実際JOYSOUNDはほとんど原曲キーだし。
でもって私が歌う時は、原曲キーからいくつずらすという記録してるので
いちいち原曲キーと標準キーが同じかどうか確かめないといけないという、
二度手間が生じてしまってる。

ただ、JOYSOUNDの動画よりはDAMともの録音や動画の方がまだちゃんと、
曲を聴いてくれる人が多いね。
JOYSOUNDは上手下手じゃなくて、パリピな方々が集うお祭り会場だし。
つか、むしろ…若干下手の方が多いかもしれない…。
なので、動画を撮る練習するのにもってこいだろう。
すぐにアップされるしね。

音質を気にするような、歌に少しでも自信がある人はDAMの方へ行ってしまうし。
ただ、だからと言ってDAMの方は上手い人ばっかりかというとそうでもない。
JOYSOUNDほどではなくても、その歌をアップするのか…という人も、
少なからずいる…。私も含めて…。
いやまぁ、実験的な歌い方とかして、録音でどう聞こえるのか知りたくてね。
動画の方は、若い人はかなり本格的な衣装とか着てる人も多い気がした。
けっこうガチ勢揃い。

少し前からDAMの方にもアップし始めて、今回は一気に十数曲アップしたけど、
もうかなり『ナイス』を押してもらってる。
ただ、DAMの方は多分『ナイス返し』みたいな習慣があるのかもしれない。
というのも、誰が『ナイス』を押したのかが分かるからだ。
『ナイス』してもらったからには、その人の歌を聴いて
いい歌だと思ったら『ナイス』しよう、と思うのがきっと人情だろう。
いい歌だと思えなくても、何か1曲、無理やりにでもいい歌だと思い込んで
『ナイス』するだろう。

あと、『ナイス』が欲しいなら自分の精密採点は晒した方がいいと思われる。
そうでないとリストの中で目立たない。
80点以上なら安心して晒して大丈夫だ(そんなに音程外して歌ってないってことなので)。
90点以上取ってるからといって上手いワケじゃないのは皆知ってるし。
何より人の精密採点見るの、ちょっと面白いので。
私も人の録音聴くとき、精密採点してる人のをついついクリックしてしまうしね。

さて、次のカラオケはどっちで何して遊ぼうかな。


2021年10月25日月曜日

全国採点グランプリにチャレンジ


相変わらず一人カラオケに通っている。
週に2日ほど。
この日行ったカラオケでは、ちょっと変わった趣向で歌ってみた。
動画も撮るには撮ったけど、今回は全国採点がメインだ。

で、気になってた曲も歌ってみた。
その曲とは『翼が欲しい』。
学校の合唱などでもよく歌われる、例の曲だ。
カラオケでも、ちゃんと合唱というカテゴリの中にある。
ただ、どういう歌い方していいのかわからなかったので、普通にソプラノで歌った。
いや~~実に気持ち良かった。
全国採点グランプリでは95.653点取れた。
ただし、人気曲らしくて172位/362人中だ。

あと散々聞き込んでたけど歌ったことないENYAの曲も歌った。
驚いたけど、ENYAの曲って私が地声で歌えるんだよ…。
つまり一般男性の音域だ。メインの音域は。
多重録音してあるから分からなかったけど、かなり低かったんだな。
いや~~おかげで実に楽しく歌えた。
そのせいかどうかわからないけど、こっちも高得点取れた。
『only time』が96.803点。『CARIBBEAN BLUE』が95.184点。
順位はどっちも真ん中くらいかな。
『CARIBBEAN BLUE』なんて、最初のエウロス(?)とかいくつか神様の名前を
ロングトーンで歌うんだけど、超適当にそれっぽく歌ってたからな。

どうも私は、あんまり節回しを凝りまくってない素直な曲が得意なようだ。
元々コーラス大好き人間だからか?
ゴスペル歌っても、ソロよりコーラス部隊だったし。

そうそう、もしココを見ている人で、JOYSOUNDの全国グランプリで
1位取りたい人がいたら、『坊がつる賛歌』を92.227点以上と
『永遠の名』で94.276点以上取れたら私を抜いて1位になれるよ。
なぜなら、この2つの曲、私しか参加してないから。

マニアックな曲が得意な人には、1位取るのにこういう方法もあるってことだな。

あと得点の傾向としては、地声より裏声の方が確率的に点数も順位も高い。
地声で歌った曲が真ん中くらいの順位が多くて、裏声だと1/3くらいの順位。
まぁ、単純に高音の曲が得意な人が少ないのかもしれないけど。
地声でhiC以上の声を出せる人は少ないだろうし、
裏声で地声並みに声を出せる人はもっと少ないだろう。

地声で1/3の順位取れたのは、英語の歌ばっかりだ。
『LA ISLA BONITA』と『THE NEVER ENDING STORY』。
多分、うろ覚え状態で歌ってる人もいるからだと思われる。

ちょっと面白かったのは、このLA ISLA BONITA。
これ以前歌ったヤツだけど、ロングトーンと抑揚とテクニックが満点だ。
今回普通の採点で歌った時も、これとほぼそっくりな傾向だった。
やっぱりロングトーンと抑揚とテクニックがトリプル満点。
ただしこの曲、聞き込みまくってるけど、歌いこんではいない。
耳コピで覚えた、なんとなくそれっぽい英語らしきもので歌ってるだけだ。
カラオケマシンって、発音とか言葉の違いとかを人間ほどは探知しないんだな。

そんなワケで、もしもカラオケで英語の歌を歌って採点してみたいけど
英語は苦手だから…とか思ってる人がいたら、歌ってみた方がいい。
なんとなくそれっぽく歌えば、ある程度の点数は取れる!
カラオケマシンを誤魔化すのはけっこう簡単だ。

今回は全国採点グランプリメインで歌いまくってたせいで、
やたらと裏声の曲ばっかりになってしまった。
そのせいで、久しぶりに若干喉を傷めても~た…(;^ω^)

裏声と言っても、私が出してるのはファルセットではなくヘッドボイスだ。
地声が低いせいで歌いたい曲の半分も歌えないので、
長年裏声で歌い続けて身に着いた声だ。
もちろん意識すればファルセットも使える。

ただし、どっちも地声以上に体力を使う。
喉の負担は楽だけど、肺活量の必要度は地声の歌以上だ。
地声なら楽に伸ばせるロングトーンが、裏声では思ったほど伸ばせない。

さらにこのヘッドボイスってのは、けっこうクセモノだ。
大サビとかで声を張ることもできるし、下手すりゃ地声よりはるかに響く。
でも響くからと、調子に乗ってヘッドボイスで張りまくっていたら喉も疲労する。
普段そんな歌い方してないのに、連続して歌えば喉を傷めるハメになる。

普段は地声の歌の間の、喉休め的にしか使ってないからね。
っつ~か、そもそも歌いすぎだからなぁ…。
カラオケ行くと最低でも5~60曲歌ってしまうから、
もう少し休みつつ歌った方がいいのかもしれない。

ファルセットで思い出したけど、今回初めて玉置浩二の『行かないで』を歌った。
最近この曲を知って、衝撃を受けたので一所懸命覚えた。
そして、いざ歌ってみたら…。

…何だこの曲(;^ω^)状態。
発声とかが化け物級だよ。
何というか、サビの最初の『あ~』の部分は地声のファルセット(?)的な声が必要で。
普通のファルセットはよく言う裏声で弱いヤツだし、何よりファルセットって
中~低い方を、普通の歌声みたいな音量で出すのはすごく難しいのだ。
でも、あの部分には低くて力強いファルセットが必要で。
なので、頑張って出してみたけど、たったその一言歌うのに、
直前にたっぷり吸った息を全部持って行かれた。

よく歌が上手くなりたいなら、その歌手の真似を徹底的にやるのが早いという。
でも、これは無理だ。
マネもどき、まではできるかもしれないけど。
もしくは、最初から真似など辞めて自分流で歌うしかない。

あと、鬼滅のアニメで1期の後半あたりにたった1曲だけ流れた
『竈門炭治郎のうた』も頑張って覚えて歌ってみた。
(他の鬼滅の歌は微妙に好みじゃなくて…)
この曲Aメロとかが、『君を乗せて』に似てるんだよね。
おかげで覚えるのが大変だった。
気を抜くと、メロディが『君を~』の方にいっちゃうから。

それとこの曲、歌ってる歌手本人は地声なんだろうけど、
私にとっては地声と裏声が入り混じる曲になるので、頑張ってオール裏声で歌う。
ただサビの部分ですら、裏声で歌うには低くて歌い辛い音域なのでけっこう大変だった。
(#4~#6ほど上なら歌いやすかったかなぁ…)
もしくは、hiDいるのはAメロの方なので、他を地声で歌うか…。
こういう、上下どっちかに寄せればもっと歌いやすくなるけど、
動かしたら雰囲気が微妙になる歌って、困るんだよね。

一応全国採点グランプリの方では、95.777点取れた(小数点以下が縁起いい)
順位は395位/1296人中だったけども…。
とんでもない人気曲だった。
参加人数が2桁の曲の方が遥かに多いくらいだし、3桁行けばかなり多い方だ。
多分、全盛期の『もののけ姫』とかの参加人数と同じくらいかも。

これはJOYSOUNDでなくてDAMの方だけど、『Saga~This is my road』って曲で、
DAMとも★ボーカル、ってのにエントリーしてるんだけど、
これが他の応募者がいないので、私が暫定1位になってるらしい。
やっぱりマニアックな曲、強し!
ありがたいことに、こんな私の歌にイイねをしてくれた人が2人もいるようで、
DAMとも★録音『ナイス』で選ばれた録音曲ってのでも1位になってる。
当然その曲自体を録音してる人が、私1人しかいないからだ。

結局のところ、録音したり動画撮ったりして、自分の歌を聴いてみても、
それが上手いのか下手なのか、人に感銘を与えることができる歌い方なのか、
それは自分では分からない。
声質にいたっては、それが人の耳に心地いいのか、それとも刺激を感じる声なのか、
ただ退屈な声なのか、それは自分ではもっと分からない。
自分の歌は聴き慣れてしまってて、聞いてると眠くなる子守唄と同じだからだ。

カラオケでの採点では『安心感がある』だの『部屋に心地よく響く』だの『甘い歌声』だの
色んな褒め言葉を並べてくれるけども、それはデータで判定したものであって
実際に誰かが聞いてそう判断したワケじゃないからなぁ。

私個人としては、上手いというのも大事だけど、人に感動や癒しや元気を与えられるような
歌い方がしたいと思う。
カンフル剤よりも、趣のある風鈴がいい。
ただし、風鈴は場合によっては人が恐怖するホラーに化けるけどな(^^)/

ホラーと言えば、DAMで『火の川』を歌ってみたらホラー味わえるよ~~。
薄ら笑いしてる西洋人形みたいな女性が、じ~~っとこっち観てるから(;^ω^)
最初、半端なく怖かったよ。
暗い部屋で一人で歌ってるのに、そんなの出てきたらびびるって。

さて次はまたDAMの方で、DAMとも★ボーカルにエントリーしてくるかな。
原曲キーじゃなくて、標準キーじゃないとダメだから、そこを注意しつつ。