個人的な話だけど、私は地声は2オクターブ、
裏声の方は2.5オクターブくらい出る。
(トータルで3.3オクターブほど)
なので、世にある曲は上か下にずらせば、自分の本来の音域でなくても歌うことができる。
ほとんどの曲は1.5オクターブ以内で作ってあるからだ。
まぁ、最近は普通の人では歌えないような3オクターブ近い音域で
作ってある曲もあるけど。
そういう曲は最初からカラオケで歌ってもらおうとかしてない、
そのバンドのイメージ曲というか才能を見せるための曲、みたいな感じ?
そういう特殊な曲以外で、たまに上下のどちらにもずらせない曲というのがある。
下の音域がmid1B以下、上がhiAというヤツ(ファルセットありでhiF)。
こういうフルで2オクターブ使ってるような曲は、
ずらしたとしても上下2音が限度だ。
その曲の1つが『BLIZZARD』。ましろの曲というアニメのOP。
三味線の音と立て(合いの手)が入った、実にカッコイイ曲だ。
この曲は一般女性には低すぎ、一般男性には高すぎる音域の曲。
原曲キーで歌えるとしたら、高い裏声の出る男性だろう。
(低音は訓練してもなかなか広がらないので)
でもこの曲、音域以外にも節回しが難しすぎて、いまだに上手く歌えない。
音がものすごく細かく上下に動きまくるので、旋律を追うだけで精いっぱいの状態だ。
上手くは歌えないけど、この曲の低音部分がカッコよくて好きなんだよな~。
難しい曲と言えば、もう一つ『lemon』という曲がある。
youtubeで7億回再生された、化け物級に有名なあの曲だ(mid1B~hiB)。
この曲もどっちにもずらせない曲なのに、地声の上がhiBあるので、
私は無理やり♭2しないと歌えない。
地声で2オクターブと少し出せる人間にとってもかなりギリギリの音域の歌だ。
それ以前に節回しが実に難しい。
50回以上聞き込んで何度も歌ったというのに、いまだにスムーズに歌えない。
なんで最近の曲ってのはこうも節回しが凝りまくりなんだろう…。
すでに色んな曲があって、作曲に関する決まりが色々あるから、
これ以上斬新な感じの音楽はあまり作りようがないし、
今までにないことをしようと思ったら、音域を広げるしかないのかな…とも思う。
っつ~かそのうち、歌うのは人間じゃなくなっちゃうのかな。
ボカロなら何オクターブあろうが関係ないしね。
今のところボカロの歌には感動とかできないけど、この先Aiとかが発達してったら、
そういう可能性もあるよね…。
まだあまり想像したくもないけど。
で、先日もカラオケ行って、DAMのAiで遊んで来た。
まぁ…何というか、曲によってはかなり理不尽だったりするよね、アレ。
素直にストレートに歌う曲に、なぜしゃくりだのフォールだのこぶしだの、
ビブラートだののテクニックが必要なのか。
天然ビブラート入りまくりの演歌声の人がそういう曲を歌ったら、
人間の耳で聴けば二度と聞きたくない歌になるけど、
カラオケマシン的には高得点なんだよな。
『竈門炭治郎のうた』とかね。
あれは透明感と素直な声の伸びが大事な歌であって、テクでどうにかする曲じゃない。
そういう、原曲がどうかってのを無視した採点方法ってどうよ? と思うワケだ。
音程とかリズムとかものすごく緻密に原曲準拠的なことしといて、
なんで歌にとって重要な、雰囲気をぶっ壊すようなことをするのか。
まぁ今回は、採点メインというか、DAMとも★ヴォーカルへの応募がメインだったので
採点の方はオマケだったけどね。
標準キーでないと応募できないので、歌うのがかなりきつかった。
なぜなら、私が得意なhiF近い曲は軒並み♭2されてて、
これまた私が得意なmid1Bとかの低い曲は#2されてたからだ。
なんで原曲準拠じゃないんだ…。
そりゃずらしたって歌えるよ。音程的には全く問題ない。
いつも散々ずらして歌ってるからね。
でも声域的にちょっときついんだよ。
裏声オンリーで歌う曲はhiF付近なら一番綺麗に声が映えるんだけど、
そこの映えポイントを削減されて、出し辛い裏声の低音部分が増えるワケで。
でもって低い曲の音域上げられたら、地声と裏声を混ぜて歌うハメになる。
地声と裏声の切り替えって難しいんだよ。
地声から裏声の切り替え地点付近で、地声の太い響きを若干軽めにしつつ、
裏声に近い地声に切り替え、そしてやっと裏声(ヘッドボイス)に移行する。
世の中にはミックスボイスとか色々あるようだけど、
私はその手のテクニックはよく分からないので、
不自然に聞こえないような地点を探して切り替える方法しか分からない。
裏声から地声への切り替えはスムーズにいくんだけどね。
もう、標準キーとかいう謎のキー設定はマジで辞めて欲しいわ。
みんな原曲キーで聴いて覚えてるだろうし、歌う時も原曲キーで歌う人の方が多いと思う。
実際JOYSOUNDはほとんど原曲キーだし。
でもって私が歌う時は、原曲キーからいくつずらすという記録してるので
いちいち原曲キーと標準キーが同じかどうか確かめないといけないという、
二度手間が生じてしまってる。
ただ、JOYSOUNDの動画よりはDAMともの録音や動画の方がまだちゃんと、
曲を聴いてくれる人が多いね。
JOYSOUNDは上手下手じゃなくて、パリピな方々が集うお祭り会場だし。
つか、むしろ…若干下手の方が多いかもしれない…。
なので、動画を撮る練習するのにもってこいだろう。
すぐにアップされるしね。
音質を気にするような、歌に少しでも自信がある人はDAMの方へ行ってしまうし。
ただ、だからと言ってDAMの方は上手い人ばっかりかというとそうでもない。
JOYSOUNDほどではなくても、その歌をアップするのか…という人も、
少なからずいる…。私も含めて…。
いやまぁ、実験的な歌い方とかして、録音でどう聞こえるのか知りたくてね。
動画の方は、若い人はかなり本格的な衣装とか着てる人も多い気がした。
けっこうガチ勢揃い。
少し前からDAMの方にもアップし始めて、今回は一気に十数曲アップしたけど、
もうかなり『ナイス』を押してもらってる。
ただ、DAMの方は多分『ナイス返し』みたいな習慣があるのかもしれない。
というのも、誰が『ナイス』を押したのかが分かるからだ。
『ナイス』してもらったからには、その人の歌を聴いて
いい歌だと思ったら『ナイス』しよう、と思うのがきっと人情だろう。
いい歌だと思えなくても、何か1曲、無理やりにでもいい歌だと思い込んで
『ナイス』するだろう。
あと、『ナイス』が欲しいなら自分の精密採点は晒した方がいいと思われる。
そうでないとリストの中で目立たない。
80点以上なら安心して晒して大丈夫だ(そんなに音程外して歌ってないってことなので)。
90点以上取ってるからといって上手いワケじゃないのは皆知ってるし。
何より人の精密採点見るの、ちょっと面白いので。
私も人の録音聴くとき、精密採点してる人のをついついクリックしてしまうしね。
さて、次のカラオケはどっちで何して遊ぼうかな。