2022年11月6日日曜日

beyerdynamic TG V70 も買った

 


マイク沼にハマってしまった…。

このマイクは、beyerdynamic TG V70 というヤツだ。
どういうマイクかというと、バンドの音がデカくて、
ステージでヴォーカルの声が聞こえないような時に頼りになるマイクだ。

私はバンドやってないので、カラオケで使った。
確かにいつものE935とかに比べて、マイクのボリュームは5~8くらい下げて
ちょうどいい感じ。
声量のない人が使うのにとても良いと思う。

カラオケボックスで、スピーカーのセッティングが悪くて、
マイクの音量を上げるとハウる時にもかなり心強い。
このマイクなら、あまり音量上げなくていいので、間違いなくハウらない。

ただしこのマイク、下手な歌い方すると、ものすごく粗が出る。
E935やE945も、下手は容赦なく下手に、上手はより上手く聞こえるマイクだけど、
このマイクも、下手でも上手でも容赦なしのマイクだ。

音色自体は、ゼンハイザーの方が透明でクリアな感じ、
こっちのベイヤーダイナミックの方が、温かくて丸みのある感じ。
あと、低音が相当響く。
普通は、低音と高音の声を同時に出すと、高音の方がより強く聞こえるけど、
このマイクの場合は、低音の方が目立つ
高音もまぁまぁ抜けるけど、ロック的な力強い高音向き。
超高音になりがちな、繊細で透明感のあるような歌にはあまり合わない。


それと、E935よりもハンドリングノイズを拾いやすい気がする。
マイクを握り直しとかすると、けっこう音がする。
なのでそ~っと握り直しした方が良い。
それかマイクスタンドを使うか。

私にとって、一番の問題は音のバランスと音質かな…。
私の歌い方は、地声と裏声を頻繁に切り替える歌い方なので
このマイクだとバランスのとり方が難しい。
ただでさえ地声の音域の裏声は弱いのに、さらに地声が増幅されてしまう。
なので、地声&裏声で歌う場所は、いつも以上の声のコントロールがいる。
(地声と裏声の境は、あまりパッキリしてない方がきれいなので)

どうやら、私は一番最初に、自分にとても合ってるマイクに出会ってしまっていたらしい。
こうやっていくつか他のマイクを使ってみて、初めてそれが分かるワケだけど。

ただし、V70も歌によってはかなり使えるマイクなので、
これからは、3本のマイクを色々使い分けしていく予定。
超高音曲はE945。オールマイティなE935。地声メインの曲はV70。

ちなみに、V70で歌った曲は採点の点数が少し上がった。
地声だろうが裏声だろうが、力強い声が必要な歌なら迫力が増すようだ。

もしも次にマイクを買うとしたら、E935の上位タイプのMD435かな。
お値段がE935の3倍ほどするので、早々買えないけど…。